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2024年6月2日日曜日 22時~NHK BS BSP4K【プレミアムドラマ】「老害の人」(5)最終回。

前回、若鮎サロンで孤立する山本和美(高橋恵子)は、突然歌を歌って飄然と去って行きました。それを追いかけて叱ったサキ(三田佳子)に、今度は和美がついていきます。「何でついてくるのよ?」と怒るサキに、和美は突然倒れかかりました。

要は、何も食べていなかった和美は空腹だったのです。サキにラーメンを御馳走になって、サキの自宅でほつれた服を修繕してもらいます。そこでサキの事情を知った和美をサキは「熟女パブ とば口」でのバイトに誘います。

別の日、林春子:(白川和子)は、和美に里恵(羽田美智子)のことを相談します。迎えに現れた里恵にも和美は自分が何故引き籠もりになったかを語り、「自分のために生きてください」と伝えます。

里恵は、明代(夏川結衣)を訪ね、先日の言い争いを謝ります。そして同じ学年の二人は和解。

純市(勝村政信)は福太郎(伊東四朗)を連れて「熟女パブ とば口」にやってきます。

雇われマスター風間杜夫さんも登場。内館牧子さん原作の老後シリーズ第2弾「今度生まれたら」に風間杜夫さんが出演した縁らしいんですが、役どころが違い過ぎ。(笑)

余談ですが、風間さんは筆者と名字が同じなので何となく活躍している親戚みたいで嬉しい。

※風間杜夫さんの本名は住田さんなんです。

福太郎は、スーザン・サキ・アンダーソンとジャクリーン・カズミ・シュナイダー登場に吃驚仰天。(笑)

そりゃ、ぶっ飛びますよね~。今回も熟女パブの店内BGMは、風間杜夫さんの選曲。大事なシーンのバックで泉谷しげるさんが2曲もかかるなんて最高!(笑)

若鮎サロンで、皆に元・公民館長は嘘だったと告白するサキ。和美は、離婚後一人で子育てをしている娘に仕送りをするため、サキが熟女パブでバイトしていることを伝えます。

明代と純市も和解。和美は、秋田に帰ります。

老害グループも福太郎の誕生会で和気藹々。吉田桃子(日色ともゑ)は今回も福太郎の亡くなった妻八重(田島令子)の肖像画を描いてきました。明代は、桃子の画に死んだ母親を見て驚きます。

そして福太郎は死んだ妻八重と語り合います。福太郎は八重さんに長年の御礼を言います。

ドラマ的には、この福太郎のセリフで大団円という雰囲気です。

エンディングは、森山良子さんの“あなたがいるから”(1974年)。2002年のアルバム“さとうきび畑”に収められたピアノ中心にアレンジされたミディアム・スローなバージョン。これが、また良い曲なんです。

内舘牧子さん、第4弾、書いて下さい。(笑)

文:鉄道チャンネル住田至朗

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