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NHK【夜ドラ】柚木さんちの四兄弟。第20話 6月27日(木)22:45~23:00 総合。
或る日、柚木さんちの四兄弟が家にいる電話がかかってきました。
湊(山口暖人)が電話をとると混信した様な音がして若い女性の声が聞こえてきました。
若い女性(早瀬憩)が泣いていました。
彼女は、アルバイト先の喫茶店に来る常連さんに密かに恋心を抱きましたが、その3番テーブルに坐る「3番さん」に声がかけられなくて、友人に電話で泣きついていたのです。
名前は「チーちゃん」でした。モロにネタバレですが、柚木さんちの四兄弟の亡くなったお母さんは、千恵子さんです。トップ画像の女性。四兄弟は、彼女の相談にのります。
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3番さんに声をかけたとチーちゃんから電話がかかってきました。四兄弟は「SNSで繋がれば?」と言いますが、チーちゃんはSNSを知らないのです。
今度は「10日間もお店に来ない」と電話があったので柚木さんちの四兄弟はチーちゃんのバイト先の喫茶店に行くコトにしました。
しかし、いくら探してもお店がありません。一方チーちゃんも四兄弟を探して橋の上ですれ違うのですが、お互いが見えていない様です。
動物的な勘の鋭い湊(山口暖人)だけが「何か」を感じた様です。
久しぶりに店に来た3番さん(松本怜生)は、チーちゃんに「ぼくは小説家志望で小説コンクールに応募するので10日間籠もって小説を書いていました。よかったら書いた小説を読んでほしい」と言います。
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小説原稿を読んで感動したチーちゃんに3番さんは「これからもずっと小説を読んでほしい」と頼みます。カップルが誕生しました。
その小説原稿には「柚木春一」と書かれていました。四兄弟の亡くなったお父さんの名前です。
その報告をするチーちゃんの電話は、3番さんの名前を告げようとして切れてしまいました。
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24歳の隼(藤原大祐)から逆算すると携帯電話が爆発的に普及し始めた1995年頃からお母さんのチーちゃんは、2024年に電話をかけてきたのです。
携帯電話でインター・ネットが繋がるのは1999年頃からですし、SNSなんて、まだカケラも存在していない時代からの電話だったのです。
不思議なお話でしたが、柚木さんちの四兄弟が亡きお母さんの声と分かったら・・・、どうなっていたのか、つい想像してしまいますね。
文:鉄道チャンネル住田至朗