NHK【連続テレビ小説】虎に翼 第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」(58)2024年6月19日(水) NHK総合 8時~8時15分
スリ集団のリーダー道男(和田庵)を自宅に居候させたコトを寅子(伊藤沙莉)は職場で無茶だと言われます。しかも多岐川(滝藤賢一)は全国の家庭裁判所の視察に同行しろと告げたのです。
寅子は、出張を家族に告げます。イロイロ言う家族に道男は「心配しなくても、もう悪さはしない」と言います。道男ははるに教えられながら家の手伝いをし始めました。
多岐川と寅子は、全国の家庭裁判所が孤児の問題でどうにもならない状況であることを実感します。
着るモノのない道男に亡くなったご主人の服を譲り、道男に似合うと褒める花江(森田望智)。その姿を見て亡き亭主を思い出して涙ぐむ花江に、道男は「オレがその代わりになれないか」と言うのです。
道男は、花江に恋い焦がれるというのではなく、ただ花江の力になりたかったのだと思います。
しかし、花江の子供たちが道男に殴りかかり、はる(石田ゆり子)も花江に言い寄ったと勘違いして批難の眼差しを道男に向けました。
道男は家を出て行ってしまいました。
はるは、直道が生まれた時「道男」というのがもう一つの名前の候補だった、だから道男を放っておけなかった、それなのに道男に批難の目をむけてしまったことで苦しんでいます。
はるは、心労で倒れてしまいます。
(59)に続きます。
文:鉄道チャンネル住田至朗