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2024年6月16日日曜日 総合20時~「光る君へ」(24)「忘れえぬ人」。

藤原宣孝(佐々木蔵之介)に求婚されたまひろ(吉高由里子)。しかし彼女の心には「忘れえぬ人」道長がいるのです。

ところで、この時のまひろは何歳くらいだったのでしょうか? 

紫式部の生没年については諸説あって確定的なコトは今も分かりません。書物などには、20代半ばに結婚し娘を産んだとされているので、まぁ、そのくらいと考えておけば良いのでしょう。

宋人の薬師周明(松下洸平)からまひろは「共に宋に行こう」と言われます。しかしまひろは、周明の真意が宋と朝廷の交易にあることを見抜きます。これがトップ画像のシーン。

伊周の怨念に苦しむ女院詮子(吉田羊)を救うべく一条天皇(塩野瑛久)は大赦の詔を下し伊周・隆家兄弟を都に召還するように命じます。

元々一条天皇は、伊周・隆家兄弟を好んでいたのです。

出雲から還った隆家(竜星涼)は、すぐに土産を持って道長(柄本佑)を訪ね「自分は兄と違い、恨みを溜めず過ぎたことは忘れます。私は左大臣様の役に立ちます。」と申します。 

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史実などから伊周は、この後も表舞台に立つことはありませんが、弟隆家は中納言正二位まで昇進します。

宋の言葉を周明から学ぶまひろは、周明から左大臣に宋との交易を願う文を書けと脅かされますが、断りました。周明は「宋はまひろが思う様な国ではない」「日本を見下し属国の様に扱う」と言います。

母の女院を一条天皇が見舞い、生まれた娘を内親王とし、中宮を内裏に呼び戻すと言います。女院も道長に帝の願いを叶えるように頼みます。

道長は、藤原行成(渡辺大知)に相談し、内裏の外にあって后妃に関する役所識御曹司(しきのみぞうし)に中宮を移し、そこを一条天皇が訪ねられるようにはからいました。

一方国内巡視から戻った為時(岸谷五朗)にまひろは都に戻り宣孝の妻になるコトを伝えます。驚いた為時はギックリ腰に。そのシーン。腰痛持ちの筆者には笑えませんが・・・。 

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腰痛を為時は宋の薬師、周明の師に治療してもらいます。為時は、まひろが左大臣道長への思いを抱いたまま宣孝の妻になることを理解しました。

一条天皇は、宋とのことは左大臣に任せると言い、道長は為時に「しばらく様子をみよ」と命じました。さて、為時さん、困ったワケです。

第25回「決意」につづきます。

文:鉄道チャンネル住田至朗

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