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2024年5月26日日曜日 22時~NHK BS BSP4K【プレミアムドラマ】「老害の人」(4)です。

いつもはNHKの番組広報システムに掲載される番組の案内からドラマの写真を借りて、こちらに貼り付けています。

しかし、何故か分かりませんが、今週は「老害の人」が番組広報システムに掲載されていません。それで過去に使った写真を1枚だけトップに貼り付けています。

・・・と、まぁ、写真のコトはさておき、ドラマは進行しています。

前回おわりで林春子(白川和子)から「独身の娘に結婚を勧めてくれ」と明代(夏川結衣)は頼まれました。それで里恵(羽田美智子)と三人で「シェ・サタ」で食事をしますが、里恵がヘソを曲げてしまいます。仲の良かった明代と里恵は喧嘩別れ。

仲の良かった戸山俊(望月歩)とクリーニング屋の竹下剛(室井響)の仲もギクシャクしています。

機嫌の悪い明代と俊はお酒を飲んでいます。帰宅した純市は、明代から「臭いから寝室を別にする」と言われてしまいます。

年が明けて、会社帰りの純市はクリーニング屋の竹下安志(テイ龍進)に誘われて熟女パブ「とば口」を訪れます。しかし純市は一滴も飲めない下戸なのです。

ホステスさんたちはヴァネッサ(根岸季衣/70歳)、ケイト(松金よね子/74歳)、ジェシカ(柴田理恵/65歳)と大年増揃い。

※俳優さんの年齢は公表されているものです

そこに竹下安志の父親勇三(小倉蒼蛙)が現れます。孫の剛がヤンキーの友人たちと付き合いしていると心配して、店のカードを見つけてやってきたのでした。

何故か純市は会社帰りに熟女パブに寄るのが習慣になります。下戸なので水にウヰスキーをスポイトで2滴、3滴と垂らしてもらって飲んでます。それでもへべれけで帰宅する日々です。

突然登場して新人ホステスを紹介する雇われマスター役が風間杜夫さんで、正直筆者は大笑いしちゃいました。

番組のサイトに「老害の人」ブログというのがあって「とば口のこと」が掲載されています。

現れた新人ホステス、スーザンがなんと村井サキ(三田佳子)なので純市は超ビックリ。しかしサキに熟女パブで働いていることは口止めされます。

ボランティアで観光ガイドをする明代は、秋田からの観光客から福太郎がしばしば口にする雀躍堂社員だった山本和美の噂を聞きます。

一方、福太郎は勇三に連れられて熟女パブに来店、義理の息子純市に会います。幸いこの日スーザンはいない日でした。

酔った純市は、ふだんは口にできない福太郎への「文句」を理路整然とまくし立てます。純市に「人に刃向かわれたコトがないから娘婿に刃向かわれて動揺している」と言われた福太郎は「おまえこそ老害だ」と怒ります。

明代は、福太郎に聞いた山本和美の話を伝えます。二人は山本和実に会いに秋田に来ました。しかし和美は家から顔を出しません。諦めて別れを告げて去ろうとする福太郎に彼女はようやく顔を出しました。

山本和美(高橋惠子/69歳)は福太郎に誘われて川越に来ます。「若鮎サロン」にも連れて来ますが和美は誰とも口をききません。しかし突然「さよなら涙くん」を歌い、一人飄然と去っていったのです。

それを追うサキ、追いついたサキは和美に文句を言います。秋田弁で「わりっす」と呟くのがチャーミング。

今度は和美がサキを追って来ました。そして和美は急に倒れ込んでサキに支えられたのです。

エンディングは「さよなら涙くん」。オリジナルは1961年(昭和36年)の坂本九さんですが、今回は、1991年(平成3年)に発表された“ダ・カーポ”によるバージョンでした。

劇中の高橋惠子さんの歌もなかなか魅力的でした。というか、筆者は高橋さんの歌声をほとんど聞いた記憶がなかったのです。

余談ですが、内館牧子さんの原作本「老害の人」(2022年講談社)のカバーイラストを描いている丹下京子さんは筆者の元同僚、というか友人。若鮎サロンの揃いピンクTシャツも原作本カバーに描かれた丹下さんのデザインです。

丹下さんが映像制作会社新人の頃、撮影で三徹の後、フィルムを東京の東洋現像所(現・イマジカ)に現像に出すために深夜東名高速で名古屋から東京まで筆者がクルマを運転したのですが、何しろ三日目の徹夜の夜でしたから「オイラが寝たら死ぬから常時話をして眠らない様にしてくれ」と助手席に座ってくれたのが彼女でした。無事フィルムは現像されCMオンエアも間に合いました。めでたしめでたし。(メッチャ危ないですが、30年前の話です)

文:鉄道チャンネル住田至朗

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